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日本经典笑话

2020-04-01 来源:好土汽车网
导读 日本经典笑话


東 西 南

奥さんが、子供(こども)を抱(だ)いて、表(おもて)でひなたぼっこをしていますと、道(みち)を通る(とおる)人が,子供を指差し(ゆびさし)、

「ほんとに、この子(こ)は、東西南(とうざいなん)じゃなあ。」

といって通ってゆきました。

奥さんは、誉(ほ)められたと思い、嬉(うれ)しそうに家(いえ)に入ると、ご亭主(ていしゅ)に言いました。

「のうのう、おまえさん。どこの人か知らないが、この子のことを、東西南じゃと、とても誉めていかれましたぞ。」

というと、ご亭主、

「風呂(ふろ)にでも入れて、表へつれてでな。東西南とは、北(きた)ないということだぞ。」

中译文: 东西南

夫人抱着小孩在外面晒太阳,有一个过路人手指着孩子说道:“这孩子真是东西南啊!”说完就走了。

夫人以为人家是夸奖孩子,高高兴兴地回到家对丈夫说:“喂,你瞧啊,有一个不知哪里的人说这孩子是东西南,特别夸奖他呢。”

丈夫听了之后说道:“你带孩子出去时,要先给他洗洗澡啊。所谓东西南,就是没有北,这是说脏的意思啊。”

(注:在日语中“没有北”[北(きた)ない]与“脏”[汚い(きたない)]发音相同。)

つ も り

あるけちん坊(ぼう)な男がおりました。

毎日毎日、ご飯どきになると、うなぎ屋(や)の前へでかけていっては、腹(はら)いっぱい匂い(におい)を嗅ぎ(かぎ)、家へ飛んで帰って、ご飯を食べるのでした。

それに気がついたうなぎ屋の親父(おやじ)は、「なんちゅうけちだ。よし、あのようなやつから、匂いの嗅ぎ賃(ちん)を取ってやろう。」と、さっそく帳面(ちょうめん)につけておき、月末になると、嗅ぎ賃を取りにやってまいりました。

すると、けちんぼうな男は、「おれは、うなぎ屋に借金(しゃっきん)はないぞ。」

「いやいや、これは、かば焼きの嗅ぎ賃でございます。えー、しめて八百文。匂いを嗅いで食べたつもりになっていられますので、こちらも、食わせたつもりで銭(ぜに)を取りに来ました。」

うなぎ屋が、すましていうと、男は仕方(しかた)なく、懐(ふことろ)から八百文取り出し、いきなり板(いた)の間(ま)へほうり出しました。

チャリン。

お金(かね)が、けいきのいい音をたてるのを聞いてから、けちんぼうな男は、

「それ、取ったつもりで、銭の音を聞いて、帰(かえ)んな。」

中译文: 只当是……

过去,有一个很吝啬的人。

每天一到吃饭时间,他就到烤鳗鱼店的前边去,足足地闻够了香味儿,然后就飞快地跑回家,赶紧吃饭。

烤鳗鱼店的老板发现了这件事,心里想:“这个人太吝啬了。好啊,既然他是这样的家伙,我就去收他的闻味钱。”

于是就马上记帐,到了月底,就到那个吝啬鬼家里收钱去了。

吝啬鬼说:“我没欠烤鳗鱼店的钱。”

“不,不,这是烤鳗鱼的闻味儿费。共是八百文。因为您闻了味儿就只当是吃了,所以我们也就只当给您吃了,因此才来收钱。”

烤鳗鱼店的老板说得一本正经,吝啬鬼没办法,于是从怀中掏出了八百文钱,猛地摔在地板上。

当啷——!

随着那钱发出一声清脆响亮的声音,吝啬鬼大声说道:“好啦!你就只当是收了钱,听听这声音,就回去吧!”

遺言(ゆいごん)

あるところに、たいへんへそまがりな息子(むすこ)がおりました。

親父(おやじ)が病気になり、もう死ぬという時に、息子を呼んで、

「もはや、わしも、この世(よ)におさらばじゃ。いっておくが、わしが死んでも、必ず(かならず)、葬式(そうしき)などはするなよ。こもに包んで(つつんで)、川(かわ)へながせ。」

と、心にもないことを言いました。

実は、この親父、前前(まえまえ)から、息子のへそまがりぶりを知っていましたから、遺言(ゆいごん)は、反対(はんたい)の事を言っておけば、立派(りっぱ)な葬式をするだろうと思ったのです。

ところが、親父の遺言をじっと聞いていた息子、

「安心してください。これまで、親(おや)のいうことは、何一つ(なにひとつ)、聞かなかったから、せめて、一生(いっしょう)に一度ぐらいは、言われた通りにしましょう。」

中译文: 遗 嘱

在一个地方,有一个脾气很倔的儿子。

父亲生病临死前,将儿子叫到身边说:“我已经快要告别这个世界了,记住,我死后一定

不要举行葬礼。把尸体卷在草席里扔到河里去。”

其实,这些并不是父亲的真心话。他早就知道儿子和人做对的怪脾气,所以想如果在遗嘱中说反话,也许能够使儿子为他举行一个隆重的葬礼。

可是,儿子认真地听了父亲的遗嘱后说道:“请您放心。以前我没有听过父母的一句话。至少,在一生中,我要有一次按照您说的去做。”

やぶ医者

向こうから、お医者(いしゃ)がやってきました。

そこへ店(みせ)の小僧(こぞう)が、かけてきてぶつかり、医者は、弾み(はずみ)でで転(ころ)んでしまいました。

「ああ、危ないではないか、これ。」

医者は立ち上がって、小僧の襟首(えりくび)をつかまえ、手をあげて叩(たた)こうとしますと、小僧が、

「足で蹴(け)るのは構(かま)いませんが、手でぶつのだけは、ご勘弁(かんべん)ください。」

と言います。

医者は、可笑(おか)しなことを言うものだと思って、

「はて、なぜ、そのようなことを言う?」

と聞くと、小僧、

「足で蹴られても、命(いのち)はなくなりませんが、お手にかかると、とても助(たす)からないと、もっぱらの評判(ひょうばん)でございますから。」

中译文: 庸 医

从对面走来一位医生,正在这时,店里的小伙计跑过来撞上了他,医生一下子被撞倒在地上了。

“啊,这不是太危险了吗?”

医生站起来,揪住小伙计的脖颈抬手就要打。小伙计说道:“用脚踢没有关系。请您饶了我,就是别用手打。”

医生觉得他说这话很奇怪,就问他:

“你为什么这么说话?”

小伙计回答说:“挨您脚踢,总不至于丢了性命,人家都说,要是落到您的手里,那可就没救了。”

表 札

お盆休み(ぼんやすみ)に帰ってきた者(もの)同士(どうし)は、お喋り(おしゃべり)をしております。

一人の男が、

「おれのところの主人(しゅじん)ほど、物覚え(ものおぼえ)の悪い主人はいないぞ。」

というと、ほかの男、

「はて、そりゃあなぜだい。」

「うん、いつもいる奉公人(ほうこうにん)の名前を、二度も三度も聞いても、まだ、覚えられねえそうで、紙に書きつけているのだ。」

すると、そばからほかの男が、

「お前のところの主人は、まだよいほうだぞ。おれんとこのだんなは、そんなどころのさわぎじゃねえな。自分の名前を忘れるそうで、板へ書いて、表(おもて)の門(もん)のところに、釘(くぎ)でぶっつけておくんだから……。」

中译文: 铭 牌

盂兰盆节休假回家的人们正在闲聊。

一个男人说:

“没有比我们那位主人记性更坏的主人啦!”

另一个男人问:

“哎,那是为什么呢?”

“告诉你啊,长期在他家干活的伙计的名字,他问了两三遍好象还记不住,于是就写在纸上。”

听了这话,旁边又有一个男人说道:

“你们主人还算好的呢?我们家的老爷,那就更厉害啦。好象是连自己的名字也记不住,于是就写在一块木板上,用钉子钉在大门口……。”

留 守

「ごめんください。」

「誰だ?」

「へい、横町(よこちょう)の米屋(こめや)でございます。お勘定(かんじょう)をいただきにまいりました。」

「ああ、米屋か。留守(るす)じゃ。」

確かに中から浪人(ろうにん)の声がします。

米屋は、指に唾(つば)をつけ、障子(しょうじ)に孔(あな)を開(あ)けて覗(のぞ)く確かに浪人がこたつにあたっています。

「もしもし、留守だとおっしゃいますが、だんなはそこにいるじゃありませんか。」

と、障子の孔から覗きながら、米屋がいうと、浪人は

「こら、ぶれいものッ!障子になぜ孔を開けた?ここは、かりにもおれの城(しろ)だ。その城に孔を開けるとは、なにごとだ!」

「へへい。kれはとんだそそうをいたしました。」

米屋は、慌てて紙を取り出し、唾(つばき)でぺたっと貼り付けました。

「はい。元通り(もとどうり)に直しましたが……。」

すると、中から、

「それでは、もう見えぬか?」

「はい、見えませぬ。」

「そんなら、留守じゃ。」

中译文: 不在家

“对不起,有人吗?”

“谁呀?”

“我是小胡同米店的,来收帐了。”

“啊,是米店的。不在家。”

从里边清清楚楚地传出了浪人的声音。

米店的人往手指上沾点唾沫,在纸拉门上弄了个洞往里看去,只见浪人的确正在那里烤火呢。

“喂,您说不在家,可您不是就在那吗?”

米店的人一边从纸拉门的小洞往里看一边这样说。浪人嚷道:“嘿!你这无礼的家伙!为什么在纸拉门上弄个洞?这里就如同是我的城堡,在我的城堡上打洞,岂有此理!”

“是,是是!!是我的疏忽。”

米店的人慌忙取出纸条来用唾沫啪地把洞贴上了。

“给您修好了。”

于是,里边问:

“那么,已经看不见了吧?”

“是的,看不见了。”

“既然那样,不在家。”

尻違い

愚(おろ)かな息子がおりました。

ある日、高い棚(たな)の上に乗せておいた飴(あめ)を、息子が見つけ、

「飴がなめたい、飴がなめたい。」

と言ってききません。

「ええい、仕方(しかた)がない。今、飴のかめを取ってやるから、お前は、下にいて尻(しり)を押さえろ。」

と、梯子(はしご)をかけ、親父(おやじ)は取りにあがりました。

薄暗い(うすぐらい)棚の上から、かめを取り出すと、息子の方へ差出し、

「いいか、しっかり、尻を押さえろよ。」

「それっ、手を離すぞ。いいか。」

「あいよ、押さえた。しっかり押さえたぞ。」

息子がいうので、安心した親父は、かめの手を離すと、なんと、飴のかめは、ドザリッと、土間(どま)に落ちて、粉々(こなごな)に砕(くだ)けてしまいました。

中に入っていた飴も、みんな泥(どろ)の上に流れ出してしまいました。

親父は、かんかんに怒って、

「あれほど、しっかり尻を押さえろと言ったのに、どうして押さえていないんだ。」

と言いますと、息子、両手(りょうて)でしっかりと押さえた自分の尻を見て、

「とうちゃん、

おれは、こんなにしっかり押さえているよ。」

中译文: 屁股不同

从前,有一个傻儿子。

有一天,这个儿子发现了放在高架子上的糖,就吵闹道:

“我要吃糖,我要吃糖!”

“唉,真没办法。我这就给你吧装着糖的坛子拿下来,你在下面接着屁股!”

父亲说着架上梯子,爬上去取坛子。父亲从昏暗的架子上拿起坛子,朝儿子那个方向送过去,对儿子说道:“好了吗?要抓紧屁股啊!注意,我要撒手了。好了吗?”

“没问题,抓住了。牢牢地抓住了啊!”

听儿子这么说,父亲就放心了。当他刚一松手,只听见坛子扑通一声掉在了土地上,摔了个粉碎。坛子里的糖,也都流到了泥土上。

父亲大怒:“一个劲地让你抓住抓住,你怎么没有抓住呢?”

儿子看了看自己两手使劲按住的自己的屁股,说:“爸爸,你看我抓的够结实的呀!”

凧揚げ

息子が表(おもて)で、凧(たこ)を揚(あ)げておりましたが、いっこうにうまく揚がりません。

それを見た親父(おやじ)、

「待って待って、今おれが揚げて見せよう。」

と言って、向こうの方へ息子をやり、凧を持たせて、頃合(ころあい)を見て、糸(いと)を引きますと、よく揚がります。

親父は、すっかり面白(おもしろ)くなって、凧の糸を引いたり伸ばしたり、熱心(ねっしん)に揚げていますと、横(よこ)から息子が、

「とうちゃん、もう、おれにやらせておくれ。」

と言って、せがみます。

「えい、うるさい。待ってろ!」

「ねえ、ねえ、やらせておくれよ。」

息子が、しっこく親父の着物(きもの)を引っ張ると、親父は怖(こわ)い顔(かお)をして、

「ええい、やかましいやつだ。」

いっそ、お前など、

つれて来なければよかった。」

中译文: 放风筝

儿子在外面放风筝,可怎么也放不好。父亲看见了,说到:“等着,等着!我来放给你看看。”说着,他让儿子跑到远处,自个手拿风筝,然后看准时机,一拉线,风筝飞了起来。

父亲兴头十足,收线,放线,兴致勃勃地放着风筝。儿子在旁边缠着说:“爸爸,该让我放了吧?”

“嘿,讨厌。等着。”

“我不,我不,你让我放!”

儿子拉着父亲的衣服死死纠缠,父亲面露怒容。

“嘿!别吵了!早知这样,不带你来就好啦!”

星取り

ある夜(や)のこと、お寺(てら)の庭(にわ)で、小僧(こぞう)さんが、長い竹竿(たけざお)を、あっちこっち振り回しておりました。

和尚(おしょう)さんがこれを見つけて、

「これこれ、そこでなにをしているのじゃ……。」

と聞きますと、小僧さんは、

「お空(そら)の星(ほし)が欲しくって、打ち落とそうとしているのでございますが、一つも落ちてまいりませぬ。」

すると、和尚さん、

「ばかなやつじゃ。考えてみれば、分かることではないか。そこからでは、星に届(とど)くわけがない。屋根(やね)に上がるのじゃ。」

中译文: 摘星星

一天夜里,在一个寺庙的院子里,一个小和尚正在手持长竹竿不住地挥舞。一个大和尚见此情景就问道:

“喂喂!你在那干什么呢?”

小和尚说:“我想要天上的星星,想把它们打落下来,可是一个也打不下来。”

大和尚听了就说:“笨蛋。这不是明摆着的事嘛。你在那里根本就够不着星星,要站到屋顶上去啊。”

つ ぼ

ある日のこと。

そこつ者が、瀬戸物(せともの)屋(や)へ、つぼを買いにまいりました。

店では、つぼに雨がかかると水がたまりますので、みな伏(ふ)せて売っております。

それを見て、この男、

「これこれ、このつぼには、口がないではないか。」

と言ってから、ひっくり返して、

「なんじゃ、このつぼは、底(そこ)がぬけておる。」

すると、店の主人も、そこつ者と見えて、しばらく考えておりましたが、

「珍(めずら)しいことじゃ、このつぼ、どう見ても、口が下にある。」

中译文: 坛 子

有一天,一个大傻瓜到瓷器店去买坛子。

店里为了下雨时坛子里不积水,所以坛子都是扣着卖。那个傻瓜见这情形就说:“嘿嘿——,这坛子没有口啊!”接着翻过坛子来又说:“怎么搞的,这坛子底掉了。”

店主人听了,也装着一个傻瓜的样子,想了一会儿然后说:“真是够新鲜的。这坛子,怎么看怎么象是口在底下啊。”

用 心

植木(うえき)の大好きな旦那(だんな)がおりました。

ある日,柳(やなぎ)の木を十本(じゅっぽん)ばかり庭に植(う)え込みましたが,どうも子供が来て,いたずらをするような気がしてなりません。そこで,用心(ようじん)

に,小僧(こぞう)を一人,植木の番(ばん)につけました。

何日(なんにち)か経って,旦那が小僧に聞きました。

「子供が来て,夜,柳の木をひっこぬいたりしなかったかい。」

「はい,そういうことがあると困(こま)るので,用心のため,夜は,抜いてしまっておきました。」

中译文: 预防万一

从前,有一个非常喜欢种树的店主。

有一天,他在院子里种下了十几棵柳树,可总是觉得小孩子们可能会跑来淘气,于是,为了预防万一,他就派了一个小伙计看守这些树木。

过了几天,店主人问小伙计:

“没有小孩子晚上跑来拔柳树吗?”

“是的,老爷。假如发生了那种事情就麻烦了,为了预防万一,夜晚我都是事先把柳树拔下来的。”

ととの目

昔(むかし),三太(さんた)という,ばかな息子がおりました。

ある日,親父(おやじ)の留守(るす)に,人が訪ねてまいりました。

三太は,玄関(げんかん)に出ると,

「親父は,ただ今,留守でございます。お前様は知らぬ人だから,家にあげるわけにはいきませぬ。」

「そうかそうか。三太さんとは,知り合いではないがね,親父様とは,知り合いだから,しばらく待たしてもらいましょう。」

と言いますと,息子の三太,しばらく考えていましたが,すっと奥(おく)に引っ込む(ひっこむ)と,親父の眼鏡(ねがめ)をかけて出てきました。

それでよくよく,客を見てから,

「この,ととの目で見ても,お前は,やっぱり知れぬ人だ。」

中译文: 爸爸的眼

从前,有个名叫三太的傻儿子。

有一天,爸爸没在家时,有客人来访。

三太来到门口说:“我爸爸不在家,你是我不认识的人,所以我不能让你进屋。”

“是啊,是啊。我跟你三太是不认识,但我跟你爸爸是认识的,所以让我等他一会儿吧。”

三太听了,想了想,嗖地一下子就缩回屋里,戴上他爸爸的眼镜出来仔细看了半天,然后说道:

“用爸爸的眼看,你也还是不认识的人。”

(注释:“とと”是幼儿语,意思是“父亲”、“爸爸”。)

馬に聞いてくれ

久平(きゅうへい)という,臆病(おくびょう)な武士(ぶし)がおりました。

ある日,殿様(とのさま)の命令で,馬の遠乗り(とおのり)のお供(とも)をすることになりました。命令とあっては仕方なく,怖いのを我慢して,馬に乗りますと,急に馬が走り出してしまいました。

久平は必死(ひっし)になって馬にしがみついていますと,向こうから知り合いの武士がやってきて,声をかけました。

「やあ,久平どの,どちらへお出かけです?」

すると,久平は,

「されば,この分では,どちらへゆくのやら。行く先(ゆくさき)は,馬に聞いてくだされ。」

中译文: 问问马吧

从前,有个叫久平的胆小武士。

有一天,奉主人之命,久平要陪同主人骑马远游。主人的命令必须服从,没办法,久平只好忍住内心的恐惧骑上了马。刚一上去,那马突然就跑了起来。

久平拼命地死死抱住马背。正在这时,从对面来了一个跟他认识的武士,向他打招呼说:

“喂,久平,你这是要去哪儿呀?”

“啊,照眼下这样子,谁知道要去哪儿啊。目的地是哪儿,你还是问问马吧。”

柿泥棒

闇夜(やみよ)に,二人の若い男が,こそこそ話しております。

「今夜(こんや)は,真っ暗(まっくら)やみだから,隣りの柿を盗もうじゃないか。」

「うん,それじゃあ,おれが木に登って,棒(ぼう)で叩(たた)き落とすから,お前は,下で拾(ひろ)ってくれ。」

相談(そうだん)が纏(まと)まると,早速(さっそく),一人の男が木に登り,棒で叩きますと,柿はごろごろ落ちてきます。下で拾(ひろ)う役(やく)の男は,慌てて拾い始めましたが,あんまり慌てたので,深い溝(どぶ)の中に落ちてしまい,上がれません。

「おーい,落ちた落ちた。」

溝に落ちた男が騒(さわ)ぐと,

「落ちるはずだよ。叩いてるんだから……。」

「いやいや、落ちた落ちた。」

「当り前(あたりまえ)だ。早く,拾え。」

「違(ちが)う。溝に落ちたんだ。」

すると,木の上の男,

「溝に落ちたのは,捨(す)てておけ。」

中译文: 偷柿子的贼

一个漆黑的夜晚,两个年青的男人正在窃窃私语。

“今天晚上,天色漆黑一团,我们去偷邻居的柿子怎么样?”

“好啊,我爬到树上用棒子棒,你呢,在下面拾。”

两人商量好了以后,其中一个忍立即爬上了树,用棒子棒,于是柿子就咕噜咕噜地掉了下来。在下面拾柿子的那个人慌忙地开始捡拾。可是由于他慌了手脚,掉进了深深的沟里,爬不上来了。

“哎——,掉下来啦!掉下来啦!”掉到沟里的那个人嚷嚷着。

“当然会掉下来啦!我棒的嘛。”

“不是,不是!是掉下来了!”

“这还用说!快捡吧。”

“不是!是掉进沟里里!”

树上那个人听了就回答说:

“掉到沟里的,扔了别管它。”

知 母 贝 母

人有初开药肆者,一日他出,令其子守铺。遇客买牛膝并鸡爪黄莲,子愚不识药,遍索笥中无所有,乃割己耕牛一足,斫二鸡脚售之。父归问卖何药,询知前事,大笑发叹曰:“客若要知母贝母时,岂不连汝母亲抬了去!”

日译文: 知母貝母(漢方薬)

ある男が初めて薬局を開店し、ある日外出するとき、息子に店看を命じた。さてたまたま一人が牛膝と鶏爪黄蓮を買いに着たが,この息子は愚かにも漢方薬とは知らず、箪笥の中をあちこち探しても何も見当たらなかったため,耕作用の一頭牛の足を一本切り、一羽の鶏の脚二本も切り取って,客に売った。父親が帰宅し、どの薬を売ったかと尋ね,この出来事を知ってから,大笑いしつつ嘆息して言うのだった、「客がもし知母貝母を欲しがったらお前の母さんも連れ去られてしまったろうな。」

互 迁

一人极好静。而所居介于铜铁匠之间,朝夕聒耳,苦之,常曰:“此两家若有迁居之日,我愿作东款谢。”一日,二匠忽并至曰:“我等且迁矣,足下素许作东,特来叩领。”问其期日,曰:“只在明日。”某人大喜,遂盛款之,酒后问曰:“汝二家迁于何处?”二匠曰:“我迁在他屋里,他迁在我屋里。”

日译文: お互いの転居

静寂をひどく好む男がいた。ところが、住居は銅と鉄の鍛冶(かじ)屋どうしの間に挟まれていて、朝から夕方までずっとうるさく、これを苦にして常常言っていた、「この両家が引越してくれる日には、ご馳走して感謝するのだがなあ。」

ある日、二人の鍛冶屋が一緒にやって来て言うのだった、「僕らはもう引越すつもりなんだ、お宅はご馳走をするとのことだから、わざわざ頂戴にやって着ただよ。」

それで、男が引越しの期日を尋ねると、相手は「明日だよ」と言う。

男は大喜びして、料理を一杯用意して接待し、酒を飲ませた後で、尋ねて言った、「お宅ら二軒はどこへ引越すのかね?」

二人の鍛冶屋は答えて言った、「僕は彼の家に、彼は僕の家に引越すんだよ。」

痴 人 说 梦

戚某幼耽读而性痴,一日早起,谓婢某曰:“尔昨夜梦见我否?”答曰:“未。”大斥曰:“梦中分明见尔,何以赖?”去往诉母,曰:“痴婢该打,我昨夜梦见她,她坚说未梦见我,岂有此理耶。”

日译文: 痴人は夢を語る

戚なる者は幼時から勉強の虫だが、性質は愚かだった。ある日、朝起きてから、女中の所へ行って尋ねるのだった、「お前は昨晩、私の夢を見なかったかい。」女中が「いいえ」と答えると、彼は叱りつけて言った、「私は夢の中ではっきりお前を見たぞ。どうして嘘を

つくのだ?」そして、立ち去り、母に訴えて言った、「あの愚かな女中を殴ってください。僕は昨晩彼女の夢を見たのに、彼女は僕の夢を見ていないと強情(ごうじょう)に入言い張るんです。どうしてこんな理屈が通りましょう。」

鄙 啬 者

一人性极鄙啬,道遇溪水新涨,吝出渡钱,乃拼命涉水。至中流,水急冲倒,漂流半里许。其子在岸旁觅舟救之。舟子索钱,一钱方往。子只出五分,断价良久不定,其父垂死之际,回头顾其子大呼曰:“我儿我儿,五分便救,一钱莫救!”

日译文: どけち

一人のどけち者が、道中、水かさの増した川に出くわし、渡し舟の料金を出し惜しんだ。それで懸命に川を歩いて渡ろうとして、川中で流れが激しくて、倒れてしまい、半里ぐらい流された。息子が川岸で舟を探して、父を救助しようとした。舟主はお金を請求し、一銭出してくれれば舟を出そうと言う。息子は五分(五分は一銭の半分にあたる)だけなら出すと言う。こうしてなかなか決まらないでいる内に、父親は死に際(しにぎわ)に、息子のほうに向いて大声で叫んだ、「おいおい、五分なら助けてくれ、一銭なら助けなくてよいぞ!」

矫 揉 做 作

一人穿新绢裙出行,恐人不见,乃耸肩而行。良久,问童子曰:“有人看否?”曰:“此处无人。”乃弛其肩曰:“既无人,我且少歇。”

日译文: 見掛け倒し

ある人が新調した絹の裾/裙(すそ、はかま)を着用して外出したが、誰からも見られないのを心配して、肩を怒らせて歩いた。ずっと経てから、童僕に聞いて言った、「この辺で誰か私をじっと見た人はいるかい?」すると童僕は答えた、「この辺には誰もいないよ。」すると、急に肩を弛めて(ゆるめて)言うのだった、「誰もいないのなら、ちょっと一休みとするか。」

万 物 一 体

一儒者谭万物一体。忽有腐儒进言:“设遇猛虎,此时何以一体?”又一腐儒解之曰:“有道之人,尚且降龙伏虎,即遇猛虎,必能骑在虎背,决不为虎所食。”周海门笑语之曰:“骑在虎背,还是两体,定是食下虎肚,方是一体。”闻者大笑。

日译文: 万物は一つ

ある儒者(じゅしゃ)は万物は一つだと解釈している。ふと或る屁理屈(へりくつ)屋の儒者が言い出した、「もし猛虎に遭遇(そうぐう)したら、そのときはどうやって一つになれますか。」またもう一人の屁理屈屋の儒者がこれを解釈して言うのだった、「道を極めた人は何でも征服できるから、たとえ猛虎に遭遇しても、必ず虎の背の上に飛び乗れるので、決して虎に食われはしない」と。すると、周海門は笑って言った、「虎の背の上に乗れば、まだ二つである。虎の腹の中に取り込まれてこそ、一つになる。」これを聞いた者は大笑いしたのだった。

胃口更大

一官府生辰,吏曹闻其属鼠,醵黄金铸一鼠为寿。官喜曰:“汝知奶奶生辰亦在日下乎?奶奶是属牛的。”

日译文: 胃袋はもっと大きい

ある役人が誕生日のときに、下役たちは彼が鼠年だと聞き、お金を出し合って一匹の黄金鼠を鋳造し、誕生日の祝いとした。すると、役人は喜んで言うのだった、「君たち、おれの女房ももうすぐ誕生日が近いことを知っているかね。女房は牛年生まれなんだ。」

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